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  • 木之下慶行楽曲徹底分析 嵐「PIKA★★NCHI DOUBLE」
    嵐さんが2004年に主演映画『ピカンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』の主題歌としてリリースしたこの曲は、自分が作家として初めて参加したコンペ曲です。もちろん落ちましたけれど(笑)。

    でも、本来なら悔しくてもおかしくないのに、どんな曲に決まったのかが気になって買って聴いたところ、とても素敵な仕上がりに感動したのを覚えています。

    私にとってこの業界の楽しみややり甲斐、魅力をより強く感じるきっかけとなった楽曲です。

    この曲が優れているポイントは、4度メジャーからサビへ向かう展開と、途中のクリシェを使ったコード進行に重ねられたストリングスが切なさを演出しているところ。

    曲の展開や楽器構成はいたってシンプルなのですが、その王道さが聴き手を楽曲の世界観に入り込ませるところで、絶妙なバランスの上に成り立っているのだと思います。

    こういった楽曲を作る時、いざ「感動させる楽曲を作ろう」と意気込むと、全体的にコードや展開を小難しくする傾向があります。しかし、この楽曲はあくまでシンプルに作られています。その効果もあり、サビで使っているクリシェ部分がより引き立ち、聴かせたいポイントがハッキリしてくるのです。

    アレンジャーの仕事は誰も考えつかないような演奏トラックや展開を作ることではなく、楽曲(メロディー)の良さを最大限に引き出すことだということです。「PIKA★★NCHI DOUBLE」の素晴らしさは、メロを引き立たせるために、徹底的にシンプルでいい音を追求するという、そのストレートさにこそあるのだと思います。

    木之下慶行

    2015.03.18

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